■平成28年度(20周年記念)「神戸支部総会・懇親会」開かれる
友電会神戸支部(幸村常一(H16)支部長)では、支部設立20周年を迎えるのを記念して4月23、24日の1泊2日、淡路島で「平成28年度神戸支部総会・懇親会」を開催しました。神戸支部会員など14名が参加し親睦を深めるとともに、臼井宏(E01)氏の「空気を読む」のタイトルでの講演を聴くなど研修を図りました。
●平成28年度総会
神戸・三宮を23日午後2時に出発した淡路島・南あわじ市福良の「海上ホテル」のマイクロバスは、「明石海峡大橋」を渡り、「淡路インターチェンジ」でバスの中で「平成28年度総会」を開催しました。
第1号議案の「平成27年度実施事業報告、同年度収支決算報告、同年度監査報告」で事業報告を幸村支部長が、収支決算報告を田中二郎(I14)会計幹事がそれぞれ報告しました。監査報告は、藥井安二(I06)監事が欠席のため、テープレコーダーに吹き込んだ「監査した結果、適正に執行されているのを認めます」との声を披露しました。
第2号議案の「平成28年度事業計画案、同年度収支予算案」で、事業計画案を幸村支部長が、収支予算案は田中会計幹事がそれぞれ報告し、満場一致で承認されました。
平成28年度事業計画案では、5月に「釣り&バーべキュー大会」、7月に三田支部と合同で「ボウリング大会」、9月に「ゴルフコンペ」、来年2月に「スキーツアー」のほか、ハイキング、工場見学会、忘年会、新年会、役員会などの行事がいっぱい。大いに活動していることが分かる内容になっています。
●講演会
バスは午後4時30分ころに福良の「海上ホテル」に到着。ひと風呂浴びてユカタ姿で、午後6時から臼井氏の講演に耳を傾けました。藤本明(I06)支部幹事の司会でスタート。
「空気を読む」のタイトル。6年前ごろに「KY」という言葉が流行りました。この「言葉」を追求したものです。
「『空気 読め』論は集団主義社会のアジアでは有効ですが、個人主義社会の欧米では無効です」とし、日本なら「空気を読めよ」のとき、欧米なら「その話は後にしょう」という具合になってしまうそうです。
「空気を読め」で、「コミュニケーション怠慢を図る」とし、「察する力」が日本人の長所ですが、相手がいつも「察してくれるか」となると別物になりかねないというわけです。
「危険な憶測」、「曖昧語句での逃避は避けよ」、「クレーム処理の場合は全てが過去形なので、具体的に記述できるが、商業打ち合わせは近未来の話題のため、『やってみないと分からない』部分が残る」、「場の空気読む」、「状況改善、問題改善」、「『場の空気』を読む危険性」、「業界用語、職場用語は職場の一体感を増し、親密さを維持する」、「デコート情報-日本人は省略表現、指示代名詞、略語、ニックネームなど暗号を好む」などについて、具体的に、ユーモアを交えて解説してくれました。
「『読めるけど読まない』こともリーダーには必要です。コントロールすることも必要ということです」の言葉で締めくくりました。
●懇親会
午後6時40分に全員で記念撮影の後、藤本氏の司会で「平成28年度熊本地震」の犠牲者等に黙とうを捧げました。
懇親会に先立って、幸村支部長の「大いに盛り上がり、親睦を深めてください」のあいさつに続いて、廣谷明(F12)友電会副会長が友電会の今後の活動などについて説明・報告しました。
引き続き、母校の池宮達雄大学事務局長は「今年度は募集定員を超える入学生がありました。しかし、今後は少子化問題で、皆さんの母校も厳しい状況下にあります」と大学の現状について説明・報告しました。
観野福太郎(E04)氏の乾杯の音頭で懇親会に入りました。
特に、出席者が近況を含めて、それぞれ一言づつのあいさつは盛り上がりました。学生時代の思い出、自分が所属する支部の活動、自宅のある街の自治会の話し、健康や孫の話まで、様々な話しが飛び出し、拍手したり、うなづいたりと様々。
杯を重ね、大いに盛り上がりました。午後9時30分ごろに池宮事務局長が帰宅したのを機会に、懇親会は閉会しました。この後、別室で2次会となり、楽しい夜はふけていきました。
●翌日は「いざなぎ神宮」参拝
翌朝は午前9時少し前に同ホテルのマイクロバスで宿を後にしました。
出発して3分ほど過ぎたときに、車内から「ホテルに忘れ物」の声。ホテルに引き返して再出発は午前9時ジャスト。予定通りにスタートしました。
一路、淡路市多賀にある「いざなぎ神宮」へ。9時30分ころに到着し参拝。
「いざなぎ神宮」は、「国生みの大業を果たされた伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の二柱をお祀りする神社。古事記・日本書紀の神代巻に創祀の記載がある最古の神社で、淡路国一宮として古代から全国の掌敬を集めています。延喜式名神大社、三代実録神格一品、旧官幣大社で兵庫県唯一の「神官号」を宣下された神社です」(同神宮のホームページより)とあります。
特に「境内には、イザナギ・イザナミの二神が宿る御神木として、夫婦円満、安産子授、縁結びなどの御利益があると信仰されている樹齢約900年の夫婦大楠があります」(同)とのこと。皆さん、熱心にお参りしていました。
10時半ごろに、高速道路を岩屋に向けて出発。
「明石海峡大橋」の淡路島側橋脚のある道の駅「あわじ」のレストランで昼食。ここでもビールを片手においしい料理などをつまみ、神戸・三宮へと向かいました。
午後1時ごろに到着し、来年度の総会での再会を約して散会しました。