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■WV(ワンダーフォーゲル)部OB会IN上高地

 | 2011年8月20日 16:23

 ■「WV(ワンダーフォーゲル)部OB会IN上高地」、今年も楽しみました

「WV(ワンダーフォーゲル)部OB会IN上高地」が8月6、7の両日、 長野・松本市の日本アルプスのメッカ・上高地で開催されました。母校の山男たちが踏破した思い出の山々に囲まれたキャンプ地。一般参加を求め1997年から2年に1度開催。今年は23人が参加、アルプスの霊気にふれ、登山にまつわる昔の武勇伝やキャンプファイヤーなどで楽しみました。

■WV部OB会IN上高地村の入村式

6日午後4時、上高地小梨平キャンプ場キャンプセンター受付付近、晴れ。大阪、京都、兵庫などのほか、愛知、神奈川、茨城などからWV部OBや一般参加者23名が集まりました。待っていたのは村長(代表世話人)の猿渡洋氏(F02)ら先乗り隊。WV部OB会IN上高地村の入村式で参加者にお礼を述べた後、ゲートをくぐる前に記念撮影=写真=。参加者は各バンガローに案内され一休み。

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■ヘルシー野菜カレーは猪上料理長

午後5時、炊事場では料理人が夕食の用意。参加者の御歳を考えたヘルシーメニューの野菜カレー。今年の料理長は猪上淳巳氏(G06)。テレビの料理番組で得た「隠し味」を披露したいと取組んできたそうです。

作っては家族に試食。また作っては家族に加えご近所に。涙ぐましい努力の結果、高齢者から子どもまで、誰もの舌にあうカレーが出来上がりました。

つくったカレーは直径50cm、深さ30cmの大鍋。レシピは企業秘密で明らかに出来ないということですが、さわりだけを。酢と砂糖を煮込み、色が変わるころジャガイモ、ナスの順番に入れていくとか。

 

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■山男の食事の儀式は感謝の歌から

午後6時、木々の枝を利用して張ったテントの特設食堂で夕食。テーブルの上に料理が出ました。猪上料理長自慢のカレーと野菜サラダ。それにビール、ビール、ビールに酒…。

食事の前に山男は儀式を行います。食べ物に感謝の歌を厳かに歌います。鉄道唱歌の替え歌でご飯の歌です。「♪ご飯だーご飯だーさあ食べよ~♪」と歌い終わると、お行儀よく両手を前で合わせ「いただきます」。初めて料理に手が付けられます。

食事が始まりました。ちぎっては投げならぬ、「飲んでは食べ、食べては飲み、また飲んでは食べ」でカレーはほぼ完食。ビールは梓川で十分な量を冷やしていたにもかかわらず、飲みっぷりのよい酒豪ぞろいのWV部OBには足りません。岩手・宮古市在住の菅野和夫氏(F03)からプレゼントされた地酒一升もあっという間に。初参加の方々はビックリ。ボスの大塚敏兼氏(E01)は、後輩らに「もっと冷やしとけというたやろ~。お客さんに申し訳ないがな~」。後輩が恐る恐る言いました。「キャンプファイヤーがありますので」。

 

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■キャンプファイヤー

小雨もすっかり上がり、雲ひとつない夜空。澄み切った霊気の上高地では、手を伸ばすと星に届きそう。絶好の「キャンプファイヤー日和」となりました。

ファイヤーサークルへ移動、栄えある点火役を選びました。参加最年少、小学3年生の大高駿輔君(9歳)。指名して名前を呼びましたがなかなか出てきません。池田清氏(I06)がサポートしてトーチを持たせ、やっと着火。火は灯油をかけすぎたのか回りが速く、空に向かって大きく燃え上がりました。みんな歓声を上げて大喜び。

こうなると藤原公彦氏(E04)の出番。歌詞カードを片手にリーダーとなり、歌、歌、歌…。「燃えろよ燃えろ」、「アルプス一万尺」、「おいらの恋」など、全曲歌いました。そこで終わらないのが『宴会部長』のいいところ。大高駿輔君のために、「かえるの歌」や「森の熊さん」を輪唱、楽しい上高地の思い出をプレゼントしていました。

ファイヤーの火も残り少なくなったころ、散会となりそれぞれのバンガローへ。

■閉村式と記念撮影

山の朝は早い。午前7時ごろから朝食。8時半ごろには閉村式が行われました。村長が「2年後にまたお会いしましょう」と再会を約し閉村。一期一会の記念に、穂高の山々をバックに記念撮影=写真=。散会しました。

 

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<関連別原稿>

■大高駿輔君の思い出のキャンプファイヤー

(参加最年少の大高駿輔君(9歳)にキャンプファイヤーの点火をして貰いました。そのときの感想をまとめたものです)

ワンダーフォーゲル部OB会イン上高地村村長 猿渡 洋

 僕は大高駿輔です。川口爺ちゃんの孫です。小学3年生9歳です。山のことを話します。びっくりしたことがあります。僕が火をつけたらバーっと燃え出し、そしたら皆が喜んで手をたたいていました。どうしてかな~。

 夜のご飯がすんで、お爺ちゃんに手を引かれ暗闇に連れて行かれました。何度も転びそうになりました。たくさんのお爺さん達がいました。そしたら、「大高駿輔君に火をつけてもらいましょう~」と言って僕の名前が呼ばれました。

 なんで僕の名前が呼ばれたのかわかりません。じっとしていると、知らないお爺さんがきて、僕の手をとって火のついた棒を持たせました。棒はトーチというそうで、持たせたのは池田というお爺さんでした。学校の先生やお父さん、お母さんから「火遊びをしたら駄目。火事になったらどうするの」っていつも注意されていたから、どうして良いかわかりませんでした。

 

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池田のお爺さんは、火のついたトーチを持つ僕の手を上から強くにぎり、取れないようにして前に連れて行かれました。逃げられません。そして木が沢山つまれた所まで行くと、「さあ、火をつけようか」と笑いながら僕に言いました。「そんなことしたら、先生やお母さんに叱られる」と思っていたら、トーチを前に押し出し木に近づけました。

「火をつけたら駄目だ~。火事になる~」と手を引こうとしましたが駄目でした。高くつんだ木に火がつきました。火は空のほうへ燃え出しました。

僕は恐くなり火のついた棒を投げ出し、お母さんのところへ逃げました。お母さんは頭をなでてくれて「良くがんばったね~」って。僕のお爺ちゃんをみたら喜んで笑っていました。周りの人たちは拍手をしながら「ウォ~」と大きな声を出していました。わかりません。

 

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そしたら、藤原というお爺さんが火の近くに行って歌いだしました。赤い顔をしていました。僕のお爺ちゃんもお母さんも一緒になって楽しそうに歌っています。僕は知っている「かえるの歌」や「森の熊さん」があったので小さな声で歌いました。

 ご飯を食べて、お酒飲んで、火をつけて、夜遅くまで歌って喜ぶお爺さんの気持ちはわかりません。大人になったらわかるのかな。でも僕は「絶対に火遊びはしないぞ」と思いました。

 

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                                                     川口家家族

 

 【登場人物】(順不同)

・川口のお爺ちゃん 川口 明良氏(F04)

・藤原のお爺さん  藤原 公彦氏(E04)

・池田のお爺さん  池田  清氏(I05)

 

 

 

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