環境科学科の齊藤安貴子教授が日本農芸化学会の「2018年度農芸化学女性研究者賞」受賞―大石理事長・学長へ報告

母校だより | 2018年3月26日 14:26

 工学部環境科学科の齊藤安貴子教授が、公益社団法人日本農芸化学会の「2018年度農芸化学女性研究者賞」の受賞を大石利光理事長・学長に報告しました。受賞した「農芸化学女性研究者賞」は、2017年に同学会により新設された賞で、農芸化学分野で顕著な研究成果をあげた女性研究者に授与されるものです。

 日本農芸化学会は、農芸化学分野の基礎及び応用研究の進歩を図り、それを通じて科学、技術、文化の発展に寄与することにより人類の福祉の向上に資することを目的として設立された学術団体です。このたび齊藤教授が受賞した「農芸化学女性研究者賞」は、2017年に同学会により新設された賞で、農芸化学分野で顕著な研究成果をあげた女性研究者に授与されるものです。
 受賞題目は以下の通りです。
 「有機合成を基軸としたフラバン-3-オール誘導体の機能性解明研究と栽培現場への貢献を目指した研究展開」
 フラバン-3-オールは食品に含まれるポリフェノール化合物の一種で、緑茶に含まれるお茶カテキンも、フラバン-3-オールの一つです。フラバン-3-オール誘導体は、ワインポリフェノールにも、イチゴやベリー系の果物に含まれているポリフェノールにもたくさん含まれており、健康を守り維持する効果があるとされています。齊藤教授は、この機能性に興味を持ち、どのような構造をしていると機能性が高いか、など、化学と生物の両方の技術を駆使して研究しています。今後、その成果を栽培現場で利用しやすいように展開していきます。例えば、機能性の高い構造をもつフラバン-3-オールを多く含む作物を作る方法の開発など、地域や農業に貢献できる「工学的」で「化学的」、かつ、今後の環境変化にも対応できるような「農」への展開を目指しています。
 なお、授賞式及び受賞者講演は2018年3月15日(木)、16日(金)に行われました。

(記事・写真ともに母校ホームページ「2018.03.22」掲載医より)

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