母校で初の「クラブのリーダー」を集めた「リーダーズサミット」開催される

母校だより | 2017年3月22日 13:03

■母校で初の「クラブのリーダー」を集めた「リーダーズサミット」開催される

 「クラブのリーダー」を集めた母校で初めての「2016年度リーダーズサミット」が平成29年2月27日(月)午前10時から母校・寝屋川キャンパスJ号館6階の小ホールで開催されました。これは体育会本部、文化会本部、学生課共催で開かれたもので、サミットには体育会24団体、文化会19団体の計43団体、約70名が参加し、「あなたのクラブに必要なリーダーとはどのようなリーダーなのか」のテーマで行われました。

■大学の発展は「クラブの活性化」を重視

 サミットは午前10時から自治会の隈下史悠文化部長の司会で進められました。開会式で大石利光学長は、「43という多くのクラブが参加して、初めての『リーダーズサミット』が開催されることは素晴らしいことです。活性化して大学の発展に貢献して頂きたい」と語り、「自分を磨き、人のために働くことができる、期待される人になってほしい」とあいさつしました。

 続いて体育会本部の岡山芽衣本部長は、「これを機会に、どんな道でも走っていけるエンジンを作っていくことを学んでほしい。それはクラブ活動の活性化に結び付き、しいては自分の成長につながります」と激励しました。

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司会の隈下史悠文化部長

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あいさつする大石利光学長

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「リーダーズサミット」の会場

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あいさつする体育会本部の岡山芽衣本部長

■ワークショップ「あなたのクラブに必要なリーダーとは......」

 午前10時10分から教育開発推進センターの斎尾恭子准教授の指導のもとで、「ワークショップ」が行われました。

 テーマは、「あなたのクラブに必要なリーダーとはどのようなリーダーなのか」で、次の項目で進められました。

  1. 「ねらい」
  2. 「ミニ講義」(20分)
     ・部活動のリーダーを務めることで得られるものとは何か―社会人基礎力という視点から―
  3. 「個人作業」(10分)
     ・「あなたにとっての理想のリーダー像を見える化する」
  4. 「グループワーク」(25分)
     ・一言チェックイン(1分×5名=5分)
     ・グループで内容を共有(3分×5名=15分)
  5. 「解説」(10分)
     ・あなたのクラブに必要なリーダーとはどのようなリーダーなのか
  6. 「個人作業」
     ・グループワークをふりかえって目標設定シートを書いてみる

 上記の予定に沿って、約2時間30分にわたってワークショップが進められました。

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「指導」する教育開発推進センターの斎尾恭子准教授

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●ねらい
  • 体育会、文化会リーダーとして、部活動活動に取り組むということは、「自分のキャリアを形成する上で、どのような意味をもつのか」について理解する。
  • 社会で必要とされている「コミュニケーション力とは、具体的にはどのような能力から構成されているのか」について理解する。
  • 「自らのコミュニケーションスタイルについて理解」し、今後、部活動において役職者として部員を束ねていく際にその知識を活用するようになる。

としています。

●ミニ講義

 部活動のリーダーを務めることで得られるものとは何か―「社会人基礎力」という視点から―

  • 2006年、「職場や社会の中で多様な人々と共に仕事をしていくために必要な基礎的な力」として「社会人基礎力」の概念が発表されました。
  • 「社会人の基礎力」とは、3つの力(「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」)と、それを構成する12の具体的な能力要素から成り立つ概念を言います。
  • 「社会人基礎力×クラブリーダー像」とは
    1. 前に踏み出す力にすぐれた系リーダー
    2. 考えぬく力では任せろ系リーダー
    3. チームで働く力に抜きんでた系リーダー

など、数限りないリーダー像がある、としています。

●「最近注目のキーワード」(1)
  • 「ファシリテーシヨン型リーダー」は、メンバーの良い部分を見抜く(引き出す)と、メンバーの良い部分(強み)を「組み合わせ」れば何ができるかを「考える」リーダーを言います。
●「最近注目のキーワード」(2)
  • 「しんがり型リーダー」
    しんがり=殿=お尻=最後
  • グループの最後について、遅れるメンバー、くじけそうなメンバーの「背中を押しながらバックアップするリーダー」
●個人作業

 コミュニケーションとは「協働して問題解決にあたれる力」ということができます。

  • 「協働して問題解決にあたれる力」とは、どのような能力なのか
    1. 発信力...自分の意見をわかりやすく伝える力
    2. 傾聴力...相手の意見を丁寧に聴く力
    3. 柔軟力...意見の違いや相手の立場の違いを理解する力
    4. 情況把握力...自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
    5. 規律性...社会のルールや人との約束を守る力
    6. ストレスコントロール力...ストレスの発生源に対応できる力

などがあげられます。

●クラブ活動では、「どのような力が鍛えられるのか
  • コミュニケ―ジョン力の中でも知識を創るために必要だとされている『協働して問題解決にあたれる力』が鍛えられます。
  • まずは「できそうなところから」意識を伸ばしていくことが大切です。
●「クラブのリーダーとして活動を始める前に「ちょっと一言...」
  • 足を引っ張られるのは嫌いだ、一人でやった方が早いのに...
  • いろいろできないことが多いからきっと迷惑をかける、どうしょう...

といったことが頭をよぎるでしょう。

  • いろいろできて声が大きい人だけで、これまでいろんな知識をつくってきた。
  • でも未解決なこと、うまくいかないことが多い。
  • これまで声を出せないでいた人、いろいろできなく「参加できなかった人の考えていること・見えている世界にブレイクスルーがある」といわれています。

 会場では、リーダー同士でのグループワーク(討論会)が行われ、「理想のリーダー像」や「リーダーを務めることで得られる力」などをテーマに、学生たちは激しい議論を交わしました。

●最後に
  • 「コミュニケーション力」とは具体的にはどのような力を指すのか...
  • 『協働して問題解決にあたれる力』

の文字が映し出されていました。

■これから就職活動を行うにあたって

 午後からは、「AED講習会」からスタートしました。「AED」の使用方法や「心臓組成」の方法などについて、実演での講習がありました。


 引き続き「就職活動」に関する講演がありました。平成19年卒業の中越亮(W43)さんがステージに立ち、母校でのクラブ活動を中心に話されました。

 中越さんは「京都成章高校」の先生で、「女子ソフトボール部」の監督として頑張っています。

 母校に入学して「硬式野球部」の戸をたたきました。先輩から、「まず、練習をしよう」と誘われ、グランドへ。「今日は練習する部員が多い」との話。11名がいましたが、「初心者」の集まり。「やめよう」と思いました。

 鈴木監督から、「しっかりした野球部にしたい」との声に、「よし、入部しよう」と決め、練習をしたが、参加者は3名のみ。2年間はコールド負けの連続。「中越、おまえキャプテンやれ」と言われたのが、2回生の春でした。

 まず、考えたのは部員を増やすこと。「無理や、集まらない」との考えを切り捨て、「あきらめないことが、最も大切だ。必ず集まる」を貫いてきました。

 そして、実行したことは「部員間のコミュニケーション」を図ること。「こんなことしてみたい」「お前はどう思う」といった会話を通じて、部の雰囲気が変わってきました。

 新入生に対しての勧誘は、クラブの雰囲気を伝えることから入りました。そうすると、「意識をもって入部してくる」学生が入ってきました。3回生の時に、それまでコールド負けしていたチームに勝てるようになり、優勝は出来なかったが、部全体に『勝とうや』という意識が芽生えていました。

 現在、勤めている高校の「女子ソフトボール部」の監督をしています。平成27年に創部、28年には京都の大会で決勝戦にいけるまでに成長しました。創部時は大変で、部員をかき集めて何とか公式戦に出場しましたが47対1で大敗してしまいました。28年は15名が入部し、練習はもとより楽しい雰囲気づくりなど、「あきらめないこと」が成長につながっています。

 「あきらめなければ、必ず道は開けます。そして部員は集まります」との言葉で結びました。

 この後、母校就職部の不破信勝次長から「リーダーの経験を、積む・活かす」のテーマで講演がありました。

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「これから就職活動を行うにあたって」の
テーマで講演する中越亮(W43)氏

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母校就職部の不破信勝次長が
「リーダーの経験を、積む・活かす」のテーマで講演

■課外活動報告会

 「課外活動の各団体から活動報告」がありました。1団体2分間の報告でしたが、2016年度の活動の総括、次年度に向けての抱負などが発表されました。

 母校の課外活動はどのようなものか、また他の団体がどのような活動をしているのかを知る絶好の機会となり、報告会は熱気を帯びていました。

■表彰式

 続いて表彰式がありました。

 まず、課外活動指導者に対する「功労賞」として、母校の伊興田功・学生部長から友電会副会長(前 クラブ同窓会会長)の岡本清孝(H11)氏に表彰状が手渡されました。岡本副会長は柔道部のOBで、現在も指導しています。また、今年度まで「クラブ同窓会」の会長をし、クラブの活性化に大きく貢献してきました。


 引き続き「学生」が表彰されました。2016年度の課外活動において、各大会で優秀な成績を収めた団体や個人をはじめ、特に活躍した個人、地域社会の活動に貢献した団体など、16の団体・15人の学生が受賞し、今後の活動への大きな励みとなりました。伊興田功・学生部長から表彰状と褒賞金などが送られました。
(※学生や学生団体への表彰については別項に掲載)

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表彰式の光景
 

 最後に「クラブ同窓会」の竹田治英(F19)会長からアメリカンフットボール部など、優秀な成績を修めた学生団体に表彰状を贈呈しました。

 竹田会長は、「今回のリーダーサミットは大変素晴らしい会合です。今回、学んだことを今後のクラブ活動に活かしていただきたい。また後輩の面倒をみて、クラブを活性化してほしい」とあいさつしました。

■懇親会

 「懇親会」はJ号館1階のレストランで開催され、大石学長をはじめ顧問、指導者らが多数出席し、学生との交流を図りました。大石学長は、「クラブ活動の活性化は大学の発展につながります。本日のサミットで得たことをクラブの運営に活用していただきたい」とあいさつしました。

 森幸治副学長の「乾杯の音頭」で乾杯し、懇親会に移りました。森副学長は「学生時代はソフトテニスをしていました。それだけにクラブ活動に対して興味があり、今回の『リーダーズサミット』は、今後のクラブ活性化につながるものと期待しています」と語りました。

 最後には全員で大学歌を斉唱するなど、学生にとってはじめての体験であり、とても楽しく充実したひとときとなりました。

 この日の「学びや交流」をきっかけに成長したリーダーたちが、本学をいっそう盛り上げてくれることが期待されています。

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挨拶をする森幸治副学長

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懇親会の光景