西原研の大学院生が研究会に参加

母校だより | 2003年5月22日 20:26

研究・技術計画学会関西支部(支部長、近江宗一博士・大阪大学名誉教授)の研究例会が、5月1日、大阪市北区堂島の電気倶楽部で開催された。技術を基軸にして、技術哲学、産業技術の在り方、そして技術経営、技術教育、産業政策などを論じる広域科学領域の学術学会で、毎回、大阪電気通信大学大学院機械制御工学専攻、西原一嘉教授とその門下に所属する院生らが参加、交流を深めていた。
今回の講師は近江博士の門下生で、現在は新日本製鐵株式会社・環境プロセス研究開発センター製銑研究開発部長の内藤誠章博士。テーマは、「鉄鋼業における技術革新―その抱負を語る―」。
内藤博士は、「鉄鋼産業の経営環境は厳しく、ここ数年、ユーザ産業(自動車・家電等)の調達革新や鉄鉱石シッパーの寡占化等によって大きく変化。世界的に業界の統合・再編が進んでおり、加えて、中国の躍進は見逃すことの出来ない現実として、競争力強化に向けての技術開発の必要性」などについて講演した。
討論会では、同窓でマイコム株式会社の湯場崎直養博士から「鉄を使わなくても良いところまで鉄を使い、鉄を使わなくても良い産業技術を模索する必要がある」との意見が出され、鉄の価値観を論ずる場面へと展開、白熱した議論が行われた。西原教授の門下生らも熱心に聴き入り、しきりにメモを取っていた。
講演・討論のあとは、恒例の懇親会があり、大阪大学から出席されていた多数の教授、ミノルタ(株)や住友電工、関西電力などの重役や幹部エンジニアが親交を深めていた。

 

nishihara030522.jpg
<写真は右より、大阪大学名誉教授 近江宗一 博士、マイコム株式会社 代表取締役社長 湯場
崎直養 博士、大阪電気通信大学教授 西原一嘉 博士と西原研究室院生の皆さん=提供、研究・
技術計画学会の広報担当:山崎宏之博士(三菱電機)>