平成14年度京都支部総会開催

友電会支部だより | 2003年1月23日 21:07

―日本知能情報ファジィ学会「第2回産業技術交流会」に協賛―

 

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伝え る・継ぐ・伝統技術――をテーマに「平成14年度 京都支部総会」が、平成15年1月11日、京都・東山区の京都パークホテルで開かれました。今年度は、ハイテク技術で世界をリードする日本知能情報ファ ジィ学会(会長、廣田薫・東京工業大学大学院教授)「第2回産業技術交流会」に協賛。総会後、同学会の討論会・懇親会に参加、研究者の息吹に触れた有意義 な総会となりました。
支部総会では、村瀬収吾支部長が挨拶、平成13年度決算・活動報告が行われ、続いて役員の一部改選、平成14年度予算・活動方針を決めました。

 

別室では同学会の「第1回フェロー顕彰式」が行われました。受賞したのは母校総合情報学部情報工学科教授・水本雅晴氏、東京工業大学名誉教授・菅野道夫氏、大阪府立大学名誉教授・田中英夫氏、九州工業大学大学院教授・山川烈氏ら7名。水本教授は我が国ファジィ工学の第一人者で、国際システムファジィ学会フェローに続き2回目の受賞。母校では始めての快挙。

総会を終えた友電会京都支部は、同学会・討論会から参加。友電会会員で、同学会副会長、湯場崎直養氏(マイコム株式会社代表取締役社長)と、村瀬支部長(京都電器株式会社常務取締役)ら4名が提起講演を行いました。
テーマは、湯場崎氏が「産業界から眺めた技術教育への願望」、村瀬氏が「産業技術における大学の使命」。湯場崎氏は、母校・赤星研究室での卒業研究体験を振り返り、技術・モノづくりの大切さを語り、さらに、「誇れる母校をもっています。それは、母校そのものと同窓の存在感です。母校・同窓会の交流を通じ切磋琢磨に通じます。母校は技術教育を授ける大学として、讃えられる風格を抱き続けてほしいと願っています」と、母校に対する思いを述べました。
村瀬氏は、「理工系大学出身者の専門的基礎学力の低下が感じられます。企業の著名な識者を講師・客員教授として迎え入れるとともに、学生を企業に派遣、企業での現実を見聞させることで企業と大学・企業と学生のギャップをうめることが重要」と、提言しました。

このあと懇親会が開かれ、友電会員は同学会の先生方と交流。酒を酌み交わしながら技術相談や技術情報収集など、和やかに交換していました。参加した友電会京都支部、下野哲夫氏(竹菱電機株式会社情報通信部長)は「意義のある総会でした。若い技術者にとつては知識を得る素晴らしいチャンス。来年は社内で後輩に呼びかけ参加したい」と絶賛していました。

古都・京都は、技術を伝え・継ぎ、発展させる風土があります。仏壇仏具製造の分野で、金箔を製造していた会社が、半導体部品材料製造業に生まれ変わったり、清水焼専門メーカーだった会社が電柱のガイシを製造したあと、電子部品や歯科材料メーカーになったり、極めつけは島津製作所のノーベル賞受賞。モノづくりの大切さを伝承してきた結果です。
京都支部は、こうした伝統をベースに、会員相互の親睦を図るだけでなく、「次代を担う同窓に、先端科学技術研究者の息吹に触れ、自己の技術を高めてほしい」と、日本知能情報ファジィ学会と交流しましたものです